発達外来を受診することとなった
保育園を卒園するまで療育に通っていたが、落ち着いてきて友達との関わりも問題なかったため、療育を卒業した。しかし小学校に入ってから問題行動が増えてきた。小学校でもマイペースと先生に言われており、怒られることもあるようだ。小学校や学童でのストレスのせいか、家庭での態度がひどく、手に負えなくなってきた。以下のASDの症状に当てはまるため、発達外来を受診することにした。
ASDの症状に当てはまる
自閉的傾向のある子どもに見られる特徴の中で以下が当てはまる。
【感覚】
・自動車のチャイルドシートなど身体を締め付けられることを嫌がる
・手をつなぐのを嫌がる締め付け感のある服を嫌がる
・靴下を履くことを嫌がる
・のりなどのベタベタするものが嫌いすぐに手を洗いたがる
・服が少し濡れただけでも着替えをしたがる
・ちょっとした傷を気にしすぎる(虫刺されやかさぶたをとても気にする)
【言葉】
・ひとり言(テレビCMのフレーズ、アニメ主人公のセリフ、両親の口ぐせなど)が多い
・子ども自身は言葉を話しているが、話が一方的で会話が成立しない(相手の話を聞いて話すのではなく、自分が話したいことを話す)
・言葉を文字通りにとらえる(嫌味や比喩、たとえ話が伝わらない)
・いろいろなことについて、へ理屈を言うことが多い
・状況に合わない発言をする
・相手の気持ちを考えない発言をする(「おばちゃん、太ってるね」などと見たままの発言をする)
【生活】
・偏食が強い(白いご飯しか食べない、初めて見るものは全く食べようとしない、特定のメーカーの食品しか食べない)
・水遊びをやめられない(水道や洗濯機、トイレの水などをずっと眺めていたり触ったりする)
・昼寝をしない/夜眠らない(乳児期を過ぎても睡眠のリズムが定まらない)
・自分で決めた置き場所、やり方にこだわり、他の人がそれに従わないと激しく怒る
【運動・動作】
・踊りの振り付けをまねすることが苦手
・棚の上、タンスの上などの高いところに登りたがる
・ロッカーや机の下など狭いところに入りたがる(入ると落ち着く)
・(幼稚園や保育所で)先生の指示からワンテンポ遅れて行動する
【遊び】
・(3歳を過ぎても)周りの子どもに全く関心がなく、一人遊びばかりしている
・一人で遊んでいるところに他の人が入ってくることを激しく嫌がる
・自分の世界に入って遊ぶ(自分の世界のなかで話を作って一人で遊んでいる)
・関心のあることについては強い興味を示すが、関心のないことは話を聞こうともしない(自分の好きな虫のことについては非常に詳しいが、関心のないお遊戯には見向きもしない)
・勝ち負けにこだわり、負けると激しく怒る
・こだわりが強い(いつも同じおもちゃを持っている、いつも同じ洋服を着たがるなど、いつも同じ友だちと遊ぶなど)
・数字やマーク、国旗などに早い時期から興味をもつ
【受診】
・口のなかの診察、特に歯科での診察ができない
・待合室で、長時間待つことができない
習い事がうまくいかない
今は習い事は、公文、そろタッチ、オンラインのピアノ、オンラインの英語、個別指導のスイミングをやっている。
公文の算数5枚国語5枚を終わらせるだけでも大変である。ギャーッと叫んだり、手で頭を叩いたり、「わからない」と連呼したり。鉛筆をかみたくなると言って鉛筆を噛んだり。裸で座ってやることが多く、途中で排尿までしたことがある。そろタッチも失敗するとiPadを投げたりする。
オンラインになると、じっとしていられず、ウロウロし出す。オンラインピアノもすぐに弾いて終えてしまう。オンライン英語もカメラから隠れたりふざけたりしている。
スイミングは年長ぐらいのときに近くの普通のスイミング教室に行ったら、無理やり潜らされたと頑として行かなくなり、しょうがないので個別指導のスイミング教室を探したら、そこのスイミングの先生が優しくて潜れるようになった。
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